ボルダリングが上手くなりたい!
コツを教えて欲しい!
早く上達したい!
こういった悩みに応えていきます。
結論として上達出来ます。ただし劇的に課題が落とせるようにはなりません。
上達するコツは色々ありますが、1,2級の課題ともなってくるとある程度の筋力が前提となります。
それに到達するには時間がどうしても必要です。
ですが知識なら即実践可能で、即日上達することも目指せます。
特に初心者のうちは知っているか知らないかでは大きな差になります。
今日から実践できるテクニックを知り、ライバルに差を、昨日の自分を1mmでも超えて行きましょう!
今回はホールディング編、ホールドの持ち方について学んで行きましょう。
この記事を読めばホールドのより良い持ち方が分かり、次の一手に届き、ひいては課題をクリアできる可能性が広がります。
この記事を書く私はボルダリング経験8年あり、昔のタイプから最新のものまで
数々のホールドをホールディング経験あり。ザックリ計算なら10万個以上。そんな私が解説していきます。
基本的なホールドの持ち方
正しい持ち方を覚えることで、スタミナを温存し課題クリアに一歩でも近づくことができ、
正しい姿勢でボルダリングが行え怪我の予防にもつながる。基本はどんなことでも大事です。
もちろん人それぞれの個性というものもありますが、応用していくのは基本を覚えてからでも遅くはないでしょう。
まずは基本をおさえ、その後自分の好みに合ったやり方を見つけるとより早い上達につながると思います。
それでは基本的なホールドとその持ち方について解説していきます。
ジャグ(ガバ)
深くえぐれている形状やハンドルのような形状のものなど様々ものがあります。
そういったホールドを持つときに使用というか、自然と持てばそうなる持ち方です。
コツとしては手のひら全体で包み込むように持ち、
ぶら下がるように引っかけるようなイメージで持ちます。
そうすることで余計な力が抜け負担が減ります。
クリンプ(カチ)
主に、カチ(エッジ)と言われるホールドに使用する持ち方で、
大きいホールドでも指の第1関節ぐらいまでしか指のかかるところがないときに使う持ち方です。
指先でホールドを持ち、4本の指をそろえて、親指は横に添える、
または人差し指の上に乗せる持ち方です。
コツとしては親指と小指で残りの指を挟み、真ん中に力が集中するように持つイメージです。
指への負担が大きいので使い過ぎには注意が必要です。
初めてホールドを持つときは課題をやる前に、持ち方やそもそも持てそうか確認してみる方が怪我の予防にもつながります。
パーミング
スローパーやハリボテ(ボテ)といった指が引っかけづらいのっぺりとしたホールドに使用する持ち方です。
ホールドによっては一番持てる箇所を知る必要があり、手のひら全体をホールドに密着させて摩擦を使って持つイメージです。
ホールドに対して体を上げると摩擦が効かなくなり持てなくなってくるので下げて自重で摩擦を聞かせるようにしましょう。
つまり持つときの体勢が重要です。
大きいサイズのホールドは指をそろえて持つと力が集中して持てるとされています。
小さいホールドは指を広げて持つこともあります。
ピンチ
親指とあとの4本の指で挟むように持つ持ち方で、様々なホールドに対して使います。4本の指はそろえましょう。
人により手のサイズが全然違うため、ピンチできるホールドも人によって違ってきます。
時々親指の向かって横側で挟む方もいますが、しっかり親指に向かって正面側で挟むようにしましょう。
ポケット
指がすべて入らない小さい穴の開いた形状のホールドに対して使う持ち方です。
指のサイズによって指が何本入るかが変わり、指が多く使える方が有利になります。
2本しか入らない場合は中指と薬指で持つのが基本です。
人差し指と中指で持つ方もいます。
使用していない指は画像のように握り込むことで力が入りやすく安定します。
指うが1本しか入らないホールドもあります。
注意点として、初めて持つときは事前に持ち方や、持てるのかどうかを良く確認しましょう。
怪我のしやすいホールドなので特に気を付ける必要があります。
実際に私も初めてこのホールドを持った時に怪我をしています。
ラップ
主にハリボテやスローパーのホールドに使用する持ち方で、ホールドを包み込むように持ちます。
手首が柔らかいほうが有利とされ、ホールドに手がフィットするほど楽に持てます。
指の力をあまり使わずに済むので、正面からつかめるホールドをあえてスタミナ温存のためラップ持ちしたりするのもいいでしょう。
色々なホールドで使えるので試してみて知っておくといいでしょう。
マッチ
ホールドを両手で持つことです。様々なホールドに使える持ち方です。
次のホールドが遠い時に、力が足りなくて届かなそうなんて時に一旦マッチすることでそれらをカバーすることができます。
また、次のホールドは左か右どちらで取りたいのか決まっているときなどにも使います。
人により手のサイズが違うため、マッチきるホールドも違ってきます。
マッチするときは寄せる手のスペースをあらかじめ空けておきましょう。
どの持ち方にも言えることですが、基本は下にぶら下がるような、
引っかけるようなイメージで持つことでスタミナ温存でき、より課題クリアの可能性につながることも覚えておきましょう。
まとめ
これまでホールドの持ち方についてポイントを紹介してきました。
まとめると
- ジャグ(ガバ) 下にぶら下がるように引っかけるようなイメージで。
- クリンプ(カチ) 指をそろえて親指を添える。親指と小指で残りの指を挟み、
真ん中に力が集中するイメージ。 - パーミング 重心を下げ手のひら全体をホールドに密着させて摩擦で持つ。
体勢が大事。 - ピンチ 親指の正面を使って、後の4本の指をそろえしっかり挟む。
- ポケット 使用していない指は握り込むこむ。特に怪我に注意。
- ラップ 包み込むように持つ。使えそうなホールド試して知っておく。
- マッチ 距離やパワーをカバーできる。
寄せる手のスペースをあらかじめ空けておく。
基本は下にぶら下がるような、引っかけるようなイメージで持つ
これらは今日からでも実践できるテクニックです。
これでライバルに差を、昨日の自分を1mmでも超えて楽しいボルダリングライフを送りましょう!