ジムに行きたいけど指が痛くて…
まだまだ元気なのに皮がむけちゃって登れない
登れない間に友達に差をつけられてしまう!
登れなくなる前に対策を知りたい!
そういった悩みに応えていきます。
ジムに来たばっかりなのに皮がむけて全然登れなくなって、すぐ帰る事になったり、
友達が登っているのをただ見ているだけなんて経験ありませんか?
あるある!それにこの間は友達どんどん先に行っちゃうから「おいてけぼり」されたくないって思ったよ!
ではどのような対策があるのか?
ボルダリング経験8年以上、その中で何度も指の痛みと戦ってきた私が解説します。
この記事を読むことによって、指の怪我の予防、または痛みを和らげる方法が分かります。
そして登りたくても登れない、といったことを無くしライバルに差をつけて行きましょう。
ボルダリングでマメや皮がめくれてしまう原因
初心者で多いのはマメができてしまう、皮がめくれてしまうことです。
他には、何度もホールドを掴みに行くことで指の皮が削れてきて薄くなることにより引き起こされる「ヒリヒリ」する状態もあります。
今回はそれらについて解説していきます。
まずは原因を知ることが大切です。
指の皮が薄くなるのはやはり「初心者あるある」。
ホールドはものによってヤスリのようにザラザラしたものもあります。
何度も課題にトライしていく中で、ホールド掴み損ねた結果、どんどん皮が削れていくのです。
マメは、短期間で皮膚の同じ個所に刺激や力が何度も加わることで、
体内の水分が集まって水ぶくれになったものです。
よくあるのが靴擦れが原因でできるマメですね。
ボルダリングでは、ホールドを何度も掴みに行くことで、手の同じ個所ばかりに刺激や力が加わるので
マメができやすいのです。
または次のホールドを掴みに行きたいが、なかなか行けずに
その間に、今掴んでいるホールドを何度も握り直すことで
擦れて刺激が加わりマメができてしまうといことが考えられます。
次に皮がめくれてしまうのは、マメもしくは完全なマメになっているわけではないが、
体内で水分がたまりつつある中で少し皮が浮いてきたところで、
ホールドを掴みに行って、マメに力が加わったときに、皮がその力に耐えきれずに破けてしまうことも…
単純に、形状の鋭いホールドに勢いよく掴みに行って、めくれるケースもあります。
ボルダリングは他のスポーツに比べ、「マメ」や「皮がめくれ」の指のトラブルが多いスポーツなのです。
うーん、でも常連の人たちは、そんな感じしないよね?
そう疑問に思う方もいるでしょう。
厳密にいえば常連の人たちも悩まされることはあります。
ですが、初心者に比べれば比較的少ないです。
なぜならば登り方の違いによって、
マメではなくタコになっているからです。
マメもタコも同じ原因でできますがその違いは長期間にわたり
マメができない程度の低刺激を同じ個所に受けることによって、
皮膚が少しずつ厚くなり硬くなったものです。
そして全体的にも皮膚が厚くなってくるので多少削れても平気にもなっていきます。
なので登り慣れてくることでマメができにくくなり、皮膚も厚くなります。
削れにくいような登り方にもなっていくので、常連さんたちはマメや皮のめくれが少ないのです。
続いてマメや皮のめくれの予防について解説しますね。
テーピングでマメや皮のめくれ予防
マメや皮のめくれの予防にはテーピングを使うのが一般的でしょう。
さらにテーピングしておくことで、痛みを和らげる効果があります。
事後にテーピングすることでも効果はありますが、予防できた方がいいでしょう。
テーピングで予防しようっていわれても…どうすればいいの?
任せて、これから解説していくね
では、どう予防すればいいのかを抑えておきたいポイントを2つ解説。
- いつも痛くなる場所を覚えておく
人にはそれぞれ癖があります。皆さんにもよく痛くなる、またはマメが出来やすい箇所がありませんか?それが分かっていれば、あらかじめテーピングしておくと予防になるでしょう。 - 違和感があったらすぐにテーピング
触るとちょっと痛いかも…なんか皮膚が浮いているような感じがする…なんて感じたらテーピングです。手を洗うの面倒くさいしとりあえずいいか。なんて放置していつも後悔していませんか?
正直私はよくありましたw
なのでそんな時はマメができて、皮がむけたときのお風呂、洗い物などを想像することがおススメです。行動するきっかけになるでしょう。
次にテーピングの注意点を確認しましょう。
テーピングの注意点
注意点は3つあります。
- テープの巻き始めと巻き終わりは手の甲側にする
手のひら側に来ると、登ってるときに何度も擦れたりするのではがれてしまいます。
なので、それを少しでも長持ちさせるために。 - きつく巻きすぎない
きつく巻きすぎると指が圧迫されてしまい、逆に指を痛めてしまうことも。
また関節部に巻く必要ある場合は、きつく巻きすぎて関節の動きの邪魔にならないようにすることがポイント。 - 手を洗って汚れを落としてからテーピング
汚れていてくっつきが悪いと、すぐはがれてしまうし、ずれてしまいます。
そうなると、テーピングの効果を発揮できなくなってしまいます。
なので、しっかり手を洗って汚れを落としておきましょう。
そして実際にどのように巻くのかを解説していきますね。
テーピングのやり方
最初に手を洗い、汚れを落としましょう。
それからテーピングしていきます。指の腹の部分と関節に分けて巻き方を解説します。
今回使用するテーピングは
メーカー:ニトリート テープ幅13mm / 19mm
テーピングには様々な種類がありますのでそれはまた別記事で紹介します。
指の腹に巻く
用意するもの
13mm幅のテープを必要な長さだけ用意。
指を2周ぐらいできる長さがいいです。私の指の場合は約12~13cm。
分からない場合は少し長めにして後から調整するようにしましょう。
テーピングは手で切れます。やってみて不便に感じる人はハサミを使いましょう。
またテーピング専用のハサミもありますがそこまで必要ないです。
巻き方
指の巻きたい箇所の手の甲側から巻き始めます。
長かったら手の甲側で終わるように切って調整します。
2回巻いて完成。
指の関節に巻く(簡潔に済ますパターン)
用意するもの
13mm幅のテープを必要な長さだけ用意。
関節に巻く場合は3周は巻きたいので画像のように先程より長めに用意します。私は20~21cm。もちろん巻いてから調整でもOK。
巻き方
指の巻きたい箇所の手の甲側から巻き始めます。稼働する箇所なので、曲げれるけど保護もするといったバランスをとる必要が出てきます。なので、どうしてもテープが浮いてしまったり関節が少し曲がりづらいといった不具合がでます。
あらかじめ曲げた状態で
巻いていく
3回巻く
きつくなっていく
指関節に巻く(関節の稼働の邪魔にならないやり方)
用意するもの
使用するテーピングの幅は13mmと19mm。
19mm幅は9cmぐらいの長さに切って、その切り口と反対側の左右から切り込みを入れX型(画像参照)にします。13mm幅は指の腹と同じように巻くので12~13cm。それを今回は2本用意。
巻き方
先に全体の流れを説明
- X型に切ったテーピングで保護したい箇所にXの中心が来るように貼り付る。
- X型の4つの端を巻きつて、それが剝がれないよう補強する。
今までのに比べれば手間はかかりますがシンプルです。
完成図
では詳細な巻き方を説明していきます。
画像を参考にしていただけると分かり易いかと思います。
X型に切ったテーピングで保護したい箇所にXの中心が来るように貼り付る。
最初にX型に切ったテープから貼り付けていきます。
Xの中心が保護したい関節箇所に貼り付け、テープの4つの端を巻き付けていきます。
保護したい関節に張る
X型の4つの端を巻きつて、それが剝がれないよう補強する。
13mm幅のテープを巻き付けていきます。
X型のテープの端が剥がれないように巻き付けます。
手の甲側から巻き始め、手の甲側で終わるようにします。
指の先端側と付け根側の2箇所に巻き付けます。
手の甲側から巻き始める
関節に3回巻くより動かしやすい
まとめ
テーピングはボルダリングジムや、薬局、ECサイトで購入できます。
今回は指のマメや皮のめくれ対策として紹介しましたが、テーピングの使用する箇所は
腕、肩、足、腰など様々です。それに合わせテーピング形状も沢山あります。
更には、求められているのは機能面だけではないんだよ
カラーが豊富で「オシャレにテーピング」という考えもあると思うんだ
「オシャレにテーピング」それ賛成!白いテーピングが多いと、ボロボロなイメージあるかも
テーピングの種類、実際使ってるところなどは別記事で紹介します。
それでは今回のまとめですが
- ボルダリングでマメや皮がめくれてしまう原因は
何度も同じ個所に刺激が加わることと、さらにそこに強い力が加わること - テーピングでマメや皮のめくれ予防
ポイントは2つ
・いつも痛くなる場所を覚えておく
・違和感があったらすぐにテーピング - テーピングの注意点
注意点は3つ
・テープの巻き始めと巻き終わりは手の甲側にする
・きつく巻きすぎない
・手を洗って汚れを落としてからテーピング - テーピングのやり方
こちらは記事の画像を参考にして下さい。
今回の記事を参考にしていただき、マメや皮のめくれを予防して
登りたくても登れないなんて日を減らして、楽しくボルダリングをしていただけれたら幸いです。